スイスの高級クロックメゾン「レペ」と、独立時計師MB&Fのコラボレーションにより誕生した、宇宙空間をイメージしたクロック『デスティネーション・ムーン』。
外観は、子供の時に想像した典型的な魚雷型ロケットのカタチで、その有機的なデザインは、現実の科学技術の粋を集めたリアルなロケットというより、1960年代のSFに登場するような感情を刺激してくれるエモーショナルなフォルムといえます。

高さ41.4㎝、直径23.3㎝、重さ4Kgのロケットに搭載されるムーブメントは、自社製キャリバーの垂直型8日巻ムーブメント。ガラス越しに脱進機を構成するテンプや緩急針が見え、その上部には時・分がディスク数字を刻印した回転ディスクで表示されます。ムーブメントに動力を供給するゼンマイの巻上げは、ロケット本体ボトム部に配された大型のリュウズで行います。

そのボトム部から伸びる梯子にはロケットに乗り込むように懸命によじ登るニール（宇宙飛行士）の姿があります。60年代SF映画を思わせる宇宙服に身を包んだ飛行士ニールの姿は、とてもコミカルでほほえましく見えますが、ボディはソリッドシルバーで鋳造され、ヘルメットはステンレススティールで成形されている本格的なフィギュアです。

『デスティネーション・ムーン』は50個の限定生産となります。